講 師 | 尾 上 正 二 氏 | 株式会社じげん 常勤監査役 |
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日 時 | 7月14日(金) (「オンデマンド」配信は行いません) |
午前10時 ~ 午後4時まで [講義/午前10時より正午まで] [食事・休憩/正午より午後1時まで] [講義・質疑応答/午後1時より同4時まで] (午後に1回コーヒーブレイクを取ります。) |
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会 場 | 経団連会館 5階 会議室 | 住所:東京都千代田区大手町1-3-2
>>>地図はこちらをご参照ください 電話:03-6741-0222 |
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監査役員(監査役、監査等委員、監査委員)は会社法等の定めに従って、多くの権限を有しますが、反面、果たすべき義務も課されています。また法的な責任を全うするだけでなく、コーポレートガバナンスの一翼を担うものとして、幅広い活躍が要請され期待されております。今年も、6月の株主総会では多くの「新任監査役等」が誕生いたしますが、監査役員は、近年増加している企業不祥事への対応など、企業の継続性に支障をきたすような事態への的確な対応や日常的な監査が期待されており、監査役員の皆様方には、より幅の広い監査業務への対応が必要となってきております。
本セミナーでは、新しいガバナンス時代に、監査役員に就任された皆様方が、法令や会計等の知識を積み上げ、リスク認識を磨き、会計監査人や内部監査部門と的確な連携を取り、1年後には自信を持った「監査報告書」を作成して株主総会に臨めるよう、年間のチェックポイントを時系列に捉えて、実務面を中心に具体的に解説いたします。
新任監査役員の皆様必聴の内容になりますので、是非ともご参加を賜りますよう、ご案内申し上げます。
1.はじめに (1)監査役の職務と監査役を取り巻く環境 (2)スタンス、心構え (3)情報収集および自己研鑚 (4)監査役監査基準、監査計画と監査報告書の重み (5)ウイズ・コロナ下における監査役員の監査の進め方 2.会社法上の監査役の権限・義務 3.会社法上の監査役会の権限・義務 4.監査役の職責をめぐる問題 (1)違法性監査か妥当性監査か (2)監査役監査基準にもとづく職責 (3)コーポレートガバナンス・コードが求める監査役の責務 (4)経営判断原則 5.監査役の責任 6.監査役会の全会一致決議事項 7.監査役会の過半数決議事項 8.監査役会の協議事項 9.監査役会への報告事項 10.監査役監査の環境整備義務 |
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1.内部統制システム監査 (1)会社法による内部統制システム (2)金融商品取引法による内部統制 (3)内部統制への監査役の関わり方 (4)内部統制監査のツール (5)期中における内部統制システムの監査 (6)期末における内部統制システムの監査 |
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1.企業不祥事発生時等の対応 (1)不祥事発生の報告体制の整備 (2)監査の過程で不正・その兆候を発見した場合の対応 (3)株主代表訴訟・多重代表訴訟等への対応 (4)監査人が発見した法令違反等への監査役の対応 (5)監査役が被告になった訴訟例 2.企業リスクへの対応 (1)リスクアプローチ、リスク認識の共有 (2)代表取締役との定期的な意見交換 (3)社外監査役、社外取締役との連携 (4)グループ会社監査役等との連携 (5)監査役アドバイザーの利用 |
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1.監査役会の実効性の分析と評価 2.経営・監査環境の分析と内部監査部門・会計監査人との意見交換 3.監査事項の選定 4.監査実施スケジュール 5.監査費用の予算策定 |
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1.日常監査および取締役の職務執行の監査 (1)取締役会とその他重要会議出席 (2)競業取引・利益相反取引等の監査 (3)代表取締役との定期会合 (4)会計監査人との定期会合 (5)内部監査部門との連携および内部統制部門からの情報収集 (6)四半期報告、決算短信の監査 (7)事業所の往査、現場視察 (8)グループ会社監査役会の開催 (9)子会社調査 |
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1.期末日に向けた監査実務 (1)監査役監査計画の実施状況のレビュー (2)ウイズ・コロナ下での監査手続き・結果のレビュー (3)コーポレートガバナンス・コードへの対応状況の確認 (4)内部統制システムの基本方針のレビュー (5)業務監査の監査状況のチェック (6)会計監査の監査状況のチェック(KAMを含む) (7)トラブル・不祥事事案の整理と訴訟案件の確認 (8)代表取締役との打合せ会 (9)その他のチェックポイント 2.期末日以降株主総会までの監査実務 (1)定時総会に至るまでの日程確認と手続きの適法性監査 (2)事業報告とその付属明細書の監査 (3)計算書類とその付属明細書の監査 (4)年間の監査活動の整理 (5)監査報告書の作成 (6)株主総会提出議案の監査 (7)株主総会想定問答の作成 (8)会計監査人の選任(再任、不再任を含む) (9)金融商品取引法上の監査 |
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(1)監査報告書のひな型 (2)監査報告書の内容 |
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1.株主総会直前の準備 (1)後発事項の最終確認(総会当日の朝まで) (2)リハーサル、会場の下見等 2.総会直後の監査業務の準備 (1)監査役会議長・常勤監査役等の選定 (2)監査役報酬協議 (3)総会直後の監査事項 (4)会計監査人の監査計画(KAMを含む)と報酬同意 |
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39,600円(税込)(非賛助会員1名につき) 37,400円(税込)(当協会普通賛助会員1名につき) 36,300円(税込)(当協会正賛助会員1名につき) 35,200円(税込)(当協会特別賛助会員1名につき) (お食事代を含みます。) |
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当協会主催の次の会にご登録(副登録含む)の方は、上記参加費の「当協会正賛助会員」の金額(36,300円)に割引させていただきますので何卒ご利用賜りますようお願い申し上げます。 | ||
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1.監査役員業務研究会 3.経営財務法務研究会 |
2.会社役員のための法律実務研究会 4.会社法務実務研究会 |
【連絡先】一般財団法人 産業経理協会 |
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講師オリジナルテキストを当日受付でお渡しいたします。 |
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