オンデマンド併用開催
［セミナー］
　 　 　　 「アクティビスト」を含めた株主の傾向と対策
　　　　　　　　　― 2023年6月までの株主総会からの分析と検討 ―

　今年も、定時株主総会シーズンが終わりましたが、株主提案をしてくる株主が昨年より増えたこと、「アクティビスト」が活躍したことが目立ちました。また、常連のアクティビストだけでなく、日本の著名企業の創業者の組成したファンドによる株主提案などもあり、実際に可決された例もみられました。古くは、会社に個人的な感情を持った株主や、一定の政治的目的を有する団体に所属する株主などが株主提案をしてくるところに加え、更に、アクティビストによる株主提案に拍車がかかったわけです。
　一方、近時の会社側の風潮を見ると、まだまだ、株主提案等を行う株主を「アクティビスト」と十把一絡げにしてしまう風潮は変わらないようです。実際は、「アクティビスト」といってもその活動目的や方法、また姿勢も様々であり、激しい活動をするケースもあれば、穏健で会社に協力的なケースもあります。すなわち、保有株式数、運用方針、保有期間、議決権行使方針、株主総会出席の有無等、色々な違いがあり、その正確な理解と的確な対応が不可欠です。そして、「アクティビスト」対策も、「アクティビスト」だけを意識するのではなく、株主対策全体の中で考えることが必要です。
　本セミナーでは、直近の株主の特徴を様々な角度から分類し、的確な株主提案対策や、「アクティビスト」対策の考え方などを紹介しつつ、分析・検討を行います。