オンデマンド併用開催
同時配信は行いません
［セミナー］
　 　 　　親会社による子会社管理めぐる課題と実務対応

　企業のグループ経営の在り方は、持株会社化の進展やグローバル化によって益々多様化していますが、同時に子会社における不祥事がグループ全体の信用を毀損する事例も少なからず発生しています。また、2015年5月1日に施行された会社法改正を巡る議論において、親会社の子会社管理における責任に関し、親会社役員が子会社管理に一定の注意義務を負うことに関する議論等が進展し、親会社取締役の子会社管理に関わる法的責任も重みを増しています。さらに、2021年6月に改定されたコーポレートガバナンス・コードにおいても、内部統制や先を見越した 全社的リスク管理体制の整備は、適切な コンプライアンスの確保とリスクテイクの裏付けとなり得るものであることを理由に、取締役会は 、グループ全体 を含めたこれらの体制を適切に構築し、その運用状況を監督すべきこと強調されています（補充原則4-3④）。このような中、親会社としては、これまで以上に子会社管理の重要性を認識しつつ、体制整備を行うことが考えられます。しかも、この３年ばかりに及ばんとするコロナ禍の状況を考えますと、親会社としては、これまで以上に子会社管理の重要性を認識しつつ、体制整備を行うことは不可欠な課題であるといわなければなりません。
　本セミナーでは、子会社のリスク管理と不祥事防止の観点で、親子会社の規律に関する子会社管理の在り方について具体的に検討いたします。